ピアノを置くには、どのくらいのスペース必要?ーアップライトピアノ編ー

こんにちは!
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。

どのくらいのスペースがないといけないのかな?

ピアノを置くには
実際どのくらいのスペースを空けておけば
良いと思いますか?
今回はアップライトピアノのサイズと
プラスでどれくらい余裕があれば良いのかを
ご紹介していきたいと思います。

・・・と、その前に

下記のことを確認してく必要があります。

建築基準法で定められた床の積載荷量を
守っている建物なら問題ないかと思いますが
年数がかなり経っているお家とかだと
建築基準法で定められた床の積載荷重を満たしていない
恐れもあるため、
専門の業者などに床補強が必要かどうか
確認されると安心。

★ドアや窓などの開口部から
ピアノを入れれる広さがあるかどうか

★2階に搬入する場合階段が通れるか
または
クレーンで2階の開口部から搬入できるか

心配な場合は
ピアノ配送業者さんに確認されると◎

ちなみになんですが・・・
我が家のドアを開けた時の幅と
ピアノの奥行がギリギリで
なんとか業者さんに
入れてもらいました・・・

アップライトピアノのサイズ

※アプライトピアノの一般的なサイズ
(ヤマハ現行モデルの場合)

そこのスペースどれくらい必要?

①壁と背面の間

☆通気性を高めるため
☆転倒防止のため
☆背面から出る音を横に逃がすことが
できるようにするため

ピアノの背面を壁から
10㎝~15cm離すことが推奨されています

②左右の壁との間

☆音が共鳴しないため
☆調律の作業をするためのスペース確保のため

左右両方、壁からピアノ本体まで
大人一人入れるくらいのスペースを
空けていただけるのが理想です

※スペースに余裕がない場合
高音側(右側)にできる限り
スペースを確保していただけると助かります

③椅子に座って演奏することを考えて

④高さ

調律時に屋根を開けて作業するため
屋根が開けれる高さのスペースが必要です
また
チューニングハンマーという工具が
動させる高さとして
上部は屋根から40㎝ほどは
余裕がいります

ピアノの上には棚などの設置は
されないほうが◎