こんにちは!
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。
ピアノを買う前に知っておきたいこと
定期的に「調律」という
メンテナンスが必要です。
特に新しいピアノは音程が安定しずらいため
半年に一回ペースが望ましいです。

調律しなかったらどうなる?
弾いていても弾かなくても
日々の経過とともに少しずつ
音が狂ってきてしまいます。
弾き心地が悪くなったり
演奏に支障がでてきてしまうことも。
新品のピアノを購入の場合
新しいピアノは弦も新しいため伸びきっておらず
弦の張力の変化が大きく
音程がずれやすいです。
1年も経たずに音が狂ってきてしまいます。
音が安定するまでの数年間は
半年に一回の調律をおすすめします。
弾かなくなったら調律をやめていい?
そのまま放置していると
ピアノの内部では着々と埃はたまり
見えないところで
害虫やネズミの被害にあうこともあり
調律以外に修理が必要になることも。
弾かなくても2年に一度くらいのペースで
調律されることをおすすめします。

私は調律時
必ず掃除機で内部を掃除するようにしています。
電子ピアノとはまた違う魅力
ピアノ演奏をずっと続けていると
絶対音感でなくても、少なからず音感は鍛えられます。
(私自身そうだったので)
しっかりと音の整ったピアノで練習してもらいたいので
”調律めんどくさい!”と
定期的なメンテナンスが続けれそうにない方は
調律不要な電子ピアノの購入も
視野に入れてみてはどうでしょうか。
ただ!
ピアノは弾けば弾くほどあなたの音になっていきます。
正直にいうと、電子ピアノでは
表現力を鍛えたりするには難しいと思います。
ピアノは構造上
鍵盤をゆーっくり押すと音は鳴ってくれません。
(ピアノがお家にある方は試してみて!)
電子ピアノだとセンサーが反応したならば
ゆっくり押しても鳴ってくれます。
なので、
繊細なタッチを音に落とし込むのは
電子ピアノでは難しく感じます。
ペダルも同じく
ピアノだと使い方次第で表情が変わりますが
電子ピアノだと
センサーが反応したか否かの違いであって
繊細なペダルさばきを表現するのは難しい。
私も電子ピアノで練習して
”上手く弾けた!!”と思って
次にピアノで弾いてみると
”え、全然弾けてない!下手!”って
思うことがよくあります。
自分の腕が上がっていくほど
ピアノはそれにこたえてくれ
自分の音になっていくので
そんなところがピアノの魅力です。
