グランドピアノの屋根の開け方、注意点

こんにちは!
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。

ピアノの大屋根の開け方

ピアノの屋根が開いてるか否かで
音量が変わったり、こもった音になったりするため
音が変わる重要なところです!

今回は正しい開け方についてご紹介します♪

ピアノの大屋根を開ける前に

☝ピアノを開けてみたところのこの部分

大屋根の正しい開け方

①前屋根を開ける

②大屋根を持ち上げる

2種類(または3種類)の長さの異なる棒
”突き上げ棒”と呼ばれる棒が付いています。
これらが屋根を支えます。

③突き上げ棒を受け皿に挿し込む

※ピアノによっては、ショートより短いミニがあり、
ショート用と兼用の受け皿があったり
ミニ用にもう一つ受け皿が付いていたりします。

屋根と突き上げ棒の角度が90度

どの受け皿に挿し込んだらいいのか・・・
分からなくなったときの見分け方は
大屋根と突き上げ棒が直角になっているかどうか!

全オープン時(ロング突き上げ棒使用時)

半オープン時(ショート突き上げ棒使用時)

屋根を閉めるときは?

大屋根を少しだけ上げて
突き上げ棒を受け皿から外し
突き上げ棒を元の位置に下ろしたら
ゆっくり大屋根も下ろします。
譜面台を奥に押して戻し
前屋根を閉めたら完了!