ピアノの豆知識 Q.73 インシュレーターってどんな種類があるの?

こんにちは!
ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。
ご覧いただきまして、ありがとうどざいます。
ピアノのちょっとした豆知識を、ちょこちょこ、
簡単にご紹介していくページです。

Q.73 インシュレーターってどんな種類があるの?

プラスティック製インシュレーター

②ゴム製インシュレーター

プラスティック製インシュレーター

☆価格が安い
経年劣化で割れることがある
☆受け皿が浅いので地震が
 起こった時に脱輪する可能性が
 ゴム製インシュレーターより高い
★新品ピアノ、中古ピアノを購入すると
 付属品として付いてくることが多い
☆小さい面積でピアノを支えるので
カーペットや畳など柔らかい床だと
置いていた跡がつくことも。

②ゴム製インシュレーター

☆価格は高め
★キャスターから床に伝わる下への振動を抑え
 防音効果を上げれる
また、床に伝わる余計な振動を抑えれることにより
 ピアノそのものの音色を際立たせる
☆受け皿が深いので地震などの揺れにも強く
 キャスターの脱輪を防ぐ※
インシュ裏にフェルトが貼られている物もあり
 フローリングの上にピアノを置く場合
 比較的簡単に
ピアノを滑らせて動かすことができるので
 ピアノの後ろなどの掃除ができたりする。
 また、フローリングへの傷防止にもなる。
☆厚みがある分ピアノの高さが高くなる
 ↳ペダルの高さも高くなる

ちなみに・・・

敷板というものもあります。
畳の部屋毛の長いカーペットなどの上
置く時に使用します。
インシュより床に接触する面積が広いので
一点にかかる重さが分散され跡が付きにくいです。
ただ平らな板なので
脱輪してしまう可能性はありますね。
脱輪対策の敷板
(キャスターが乗る部分が凹んでいる)
(若干凹みが浅く感じるが)
地震対策の敷板もあります。