こんにちは!
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。
ピアノを移動する時の確認事項
新品ピアノや中古ピアノ、
ピアノを譲り受ける場合、
試弾したり、状態を確認した後、
いざお家に置くぞー!となっても
お家にそもそも搬入できるか
不安があるかなぁ?と思います。
今回はピアノの搬入の注意点についてです。
重さは大丈夫?
建築法で定められた床の
積載荷量を守っている建物なら
心配が少ないですが
重量的に置いても大丈夫な部屋か、
耐荷量を確認されると安心。
年数がかなり経っているお家とかだと
建築基準法で定められた床の積載荷量を
満たしていない場合があったり
特に2階のお部屋については、
床の補強等の対策が必要になる場合もあります。
施工店や専門の業者に依頼して
床補強が必要かどうか確認されると◎
重さ
アップライトピアノの重さは
小さいものだと約200㎏
大きいものだと約280㎏
グランドピアノの重さは
1型だと約260㎏
7型だと約415㎏
搬入できるかどうか
★ドアや窓などの開口部から
ピアノが入る広さがあるかどうか。
★2階以上の場所に搬入する場合、
階段が通れるか、
エレベーターにピアノが入るか。
もしくは、
クレーンで2階の開口部から搬入できるか。
搬入可能かどうかを確かめるために、
エレベーター・階段・玄関等の寸法を測る場合、
本体寸法+10㎝程+人間一人が
通れるくらいの隙間が必要です。
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心配な場合は、
ピアノ運送業者さんに確認されると◎
※グランドピアノを搬送する時は
脚部を取り外し、
ピアノ本体をクッション材等で包まれ
縦にして運ぶことができます。
ピアノ移動時に業者によっては
ピアノ移動時にピアノ運送業者さんから
ピアノクリーニングを勧められることがあります。
(まあまあ料金高め)
ピアノクリーニングとは、
ざっくりいうと
ボディーを研磨して綺麗にしたり
内部をお掃除する作業を行うことです。
急に言われても・・・どうしよう・・・?
大きい傷を直したい場合に
別途修理代が必要だったり
内部部品の劣化等による部品交換や修理は
クリーニング代とは別に
修理料金がかかってきたりします。
急にピアノクリーニングやら修理やらと言われても
どうしよう?ってなるかもしれないので
そういう有料サービスもあることを知っておくと
やるか、やらないか事前に検討しておけるし
頭の片隅に置いていただけると。
また後日クリーニングについてご紹介します。