ピアノの豆知識 Q.96 これ何の部品?

こんにちは!
ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。
ご覧いただきまして、ありがとうどざいます。
ピアノのちょっとした豆知識を、ちょこちょこ、簡単にご紹介していくページです。

Q.96 これ何の部品?

ANSWER
→アップライトピアノの鍵盤です。

鍵盤はテコ

ピアノの鍵盤は、テコの原理を利用しています。
演奏者が鍵盤を押す部分が「力点」、バランスキーピンという部品が刺さって鍵盤を支えている部分が「支点」です。
鍵盤はシーソーのように動き、演奏者が鍵盤を押すす部分(力点)の反対側から、次の部品へと力を伝えます。
この力を伝える部分が「作用点」になります。

バランスキーピン

バランスキーピンに
鍵盤の支点の部分が刺さって、
バランスをとっています。

鍵盤の長さが長いほど、力点から支点までの距離を長くとることができます。
この距離が長いほど、小さい力でも効率よく力を伝えることができ、指の微妙な力加減が伝わりやすくなります。

その結果…

★音の強弱
★音色のニュアンス
★タッチのコントロール性

など、表現がしやすくなります。

ピアノのサイズが大きいほど、奥行きが作りやすいため、鍵盤の長さを長くできます。

まっすぐではない!

ピアノの鍵盤は、ピン!とまっすぐに伸びているわけではないんです。
音域やピアノの構造によって、それぞれ少しずつ形状が異なっています。
コンパクトなピアノになるほど、内部のスペースに制限があるため、曲がりが強くなる傾向が。

鍵盤の裏はどうなっている?

演奏者が押す部分の裏側はこのような構造になっています。

フロントキーピンは、鍵盤の位置が左右にブレないように、位置をキープする役割があります。

鍵盤の下では、バランスキーピンとフロントキーピンが鍵盤を支えています。

鍵盤の鉛

鍵盤の重さを揃えるため、鉛が鍵盤に埋め込まれていることがあります。
逆に問題なければ、鉛が入っていない鍵盤も。
鉛の大きさや数、埋め込む位置などを調整することで、鍵盤のバランスと整えています。
湿気などが原因で、鉛が膨張し、隣の鍵盤とぶつかり、鍵盤が動かなくなることも。

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