ピアノの豆知識 Q.94 ピッチ(音の高さ)440Hz OR 4 42Hz 違いは何?

こんにちは!
ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。
ご覧いただきまして、ありがとうどざいます。
ピアノのちょっとした豆知識を、ちょこちょこ、簡単にご紹介していくページです。

Q.94 ピッチ(音の高さ)440Hz OR 4 42Hz 違いは何?

ANSWER👇

- 音の違い -
ピッチが高い方(442Hz)が、響きが明るく、ハッキリした音で華やかに聴こえる。

- 弦の張力の違い -
ピッチが高い方(442Hz)が、弦などの負担が大きくなる。

440Hz OR 442Hz どっちで調律する?

①指定があれば、仰せの通りに。
②ピアノ以外の楽器も一緒に演奏される場合は、その楽器に合わせる。
 ↳それぞれのピッチが合っていないと、ピッチが高い方が浮いて聴こえる傾向があるので、統一しておきたい。
③前回と同じピッチで。
 (前任の調律師と同じピッチで調律)
 ↳ピッチを変えると、ピッチを変えない時より音が安定しにくいため。
  特に、前回442Hzだったのを、わざわざ440Hzにピッチを低くすることは、
  (音を下げたら音が暗くなったと感じられることもあるので、)指定のない限りしないですね。
④長期間、調律されていないピアノの場合は、ピッチを低めに調律することも。
 ↳急激に張力があがって、断線するのを避けたいため。

気候変動(温度・湿度の変化)によって、響板(木材)が膨張・収縮するため、そのことによって、弦の張り具合もまた変わります。そうすることによって、ピッチが夏は高くなる傾向にあり、冬は低めになる傾向になります。

夏 : 湿気が多くなり、水分を響板が吸うことにより膨張する → 弦の引っ張りも少し強くなる → ピッチが高くなる傾向
冬 : 響板が乾燥し収縮する → 弦の引っ張りが少し緩くなる → ピッチが低くなる傾向

なので、ピッチは日々微妙に変化しています。

ピアノそれぞれ、安定しているピッチで、できる限りピッチが保つように・・・
安定するように・・・というのを、心がけて調律しています。