こんにちは!
ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。
ご覧いただきまして、ありがとうどざいます。
ピアノのちょっとした豆知識を、ちょこちょこ、簡単にご紹介していくページです。
Q.97 これ何の部品?

ANSWER
アップライトピアノに使われている部品で、ハンマーとそれを支える部品を組み立てたパーツのことです。
これを「ハンマーアッセンブリー」と言います。
ハンマー

ハンマーが弦を叩いて、音を出します。

ハンマーが弦に当たる部分は、フェルトでできています。
ピアノを使用していると、弦が当たる部分に、だんだん溝ができてきます。
この溝の深さや状態によって、音色に影響がでることがあります。
また、深い溝をそのままにすると、弦への負担が増える原因になることも。
連打がしにくい
①フレンジコード

フレンジコードという紐がバネを引っ掛けて、ハンマーが元の位置へ戻る動きを助けています。
このコードが切れてしまうと、ハンマーが正常に戻りにくくなり、連打がしにくくなることがあります。
また、そのまま使い続けると、バネが他の部品に引っ掛かったり、部品が破損したりする可能性があり、最悪の場合は、音がでなくなることも。

↓

フレンジコードが切れると、
新しいコードに交換する修理があります。
②センターピン


センターピンという部品が、回転軸となり、ハンマーを動かしています。
人の関節のような役割をしています。
湿気の影響など動きが悪くなると、ハンマーの動きが鈍くなり、連打がしにくくなることがあります。
その場合は、センターピンを交換するなどして、ハンマーがスムーズに動くように修理します。
こんな部品も雑音の原因に!?


ブライドルテープという部品です。
経年劣化によって、赤い部分(チップ)が硬くなり、割れてしまうことがあります。
このような劣化が、雑音の原因になることもあります。
また、ネズミ被害などによって、白い紐の部分がかじられ、切れてしまうこともあります。
ブライドルテープが切れていると、ハンマーが元の位置に戻りにくくなり、連打が難しくなります。

ブライドルテープが切れたり、劣化でチップが割れてきた場合は、ブライドルテープを交換する修理を行います。
ハンマーパンクって知ってる?

フェルトが剥がれたり、完全に取れてしまったりすることがあります。
このような状態を「ハンマーパンク」と言います。
ハンマーパンクになると、正常な音が出なくなってしまいます。
剥がれたフェルトを接着したり、状態によってはハンマーを交換したりして、修理します。
まとめ
ハンマーアッセンブリーは、音を出すだけでなく、演奏性にも大きく大切な部品です。
摩耗や劣化が進むと…
✓音色の変化
✓連打のしにくさ
✓雑音
などの原因になることがあります。
調律では、音を合わせるだけでなく、こうした部分の状態も確認しています。
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