ピアノの豆知識 Q.95 音楽の”3大B”ってなあに?

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ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。
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ピアノのちょっとした豆知識を、ちょこちょこ、簡単にご紹介していくページです。

Q.95 音楽の”3大B”ってなあに?

音楽の”3大B”とは、
ドイツを代表する3人の偉大な作曲家のことです。

Bach(バッハ)
B
eethoven(ベートーヴェン)
B
rahms(ブラームス)

3人の名前の頭文字が「B」であることから、
ドイツ3大B」と呼ばれています。

19世紀に活躍した指揮者、
ハンス・フォン・ビューローが名付けたと
言われています。

どんな人たち?

ヨハン・セバスティアン・バッハ

1685~1750

真面目な音楽職人。

ドイツのアイゼナハで、代々続く音楽一家に生まれました。バッハ9歳の時に、母と父を相次いで亡くします。兄の家に引き取られ、そこで、音楽の勉強に励みます。18歳の時から、作曲家、演奏家として亡くなる65歳まで、大きなスキャンダルもなく、教会や宮廷などに仕えながら、会社員のようにコツコツ働き続けました。宗教音楽を中心に1000曲以上を作曲し、世に出します。音楽の父と呼ばれ、派手さはないですが、音楽の基礎・土台を築いた方です。G線上のアリアのような、美しい曲もありますが、聴かせる音楽というよりは、きっちりした曲風で、なんか複雑、とっつきにくい音楽なイメージで、当時は一般の人々に広く親しまれていたわけではなかったようですが、バッハの曲は、練習曲として、今では親しまれています。(私は、インヴェンションの時点で大苦戦。😇笑)私生活では、22歳でマリア・バルバラと結婚します。しかし、35歳の時にバルバラが他界、翌年、アンナ・マクダレーナと再婚し、2回の結婚を経験します。子どもは、なんと!生涯20人(成人したのは10人)も授かりました😳!(立派なお父さんだ👨!)

有名な作品

トッカータとフーガ ニ短調
小フーガ ト短調
インヴェンション
平均律クラヴィーア
無伴奏チェロ組曲
ブランデンブルク協奏曲
主よ、人の望みの喜びよ
管弦楽組曲第3番 第2曲目「G線上のアリア」
マタイ受難曲
ゴールドベルク変奏曲

など

ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

1770~1827

波乱万丈の革命児。

ドイツのボンで生まれます。父は、宮廷のテノール歌手でしたが、アルコール依存症でした。母は、ベートーヴェンが16歳の時に亡くなられており、2人の弟と幼い妹を養う苦労人です。父に3歳から、音楽の教えを受け(かなりスパルタ)、7歳にて演奏会、11歳で作品を初出版するなど、幼少期から才能を発揮します。24歳で作曲家兼ピアニストとして、ウィーンでデビュー、あっという間に大評判に!その後、ずっとウィーンで活躍し続けます。30歳頃から、時折激しい耳鳴りがして、左耳から右耳の順に聴こえが悪くなります。40歳半ばを迎えると、本人はできる限り隠していたそうですが、ほぼ何も聴こえない状態に。(人生ハードモードすぎる〜😇!)フランス革命が起きたりと、世の中は貴族社会から市民社会へ変化している時代の中、ベートーヴェンも、権力を嫌い、パトロンの注文のためではなく、自分の芸術性を優先します。音楽の規模を広げ、新しい技法を盛り込んで、表現を大きく広げ、自分の音楽を切り開き、古典派からロマン派へ、音楽の歴史に影響を与えた革命児でした。貴族や上流階級の女性にピアノを教えており、その教え子と恋のうわさは絶えない色男ですが、身分の違いもあってか、うまくいかず、生涯独身。「不滅の恋人💌」へ宛てた手紙が残っていたりします。(誰なんだろう〜🤔?)

有名な作品

ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
ピアノ・ソナタ第14番「月光」
交響曲第3番「英雄」
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
交響曲第5番「運命」
交響曲第6番「田園」
バガテル「エリーゼのために」
交響曲第7番
交響曲第9番「合唱付き」

など

ヨハネス・ブラームス

1833~1897

恋愛が不器用だけど誠実な人。

ドイツのハンブルクで生まれます。町の楽隊などでコントラバスを演奏する父に、物心ついた時から、音楽の教えを受けます。7歳から、コッセルに個人指導を受け、才能を発揮、10歳で演奏会を行います。アメリカ演奏旅行を持ちかけられますが、コッセルが強く反対し、より高度な音楽教育を受けられるようコッセルが自分の師マルクスゼンを紹介、教わることになります。家計が苦しかったため、13歳頃から、レストランや酒場で演奏し、家計を助けます。家の状況を知っていた教師たちは、レッスン料を請求せず、無償で指導してくれたそうです。そして、先生が逝去された後、ブラームスは、先生の遺族に対して、援助を行っていたそうです(良い話だ😌)。20歳で恩師シューマンとその妻クララ(世界的な名ピアニスト)に出会い、大きな影響を受けます。シューマンがライン河で投身自殺未遂を起こし、精神病院へ入院したため、ブラームスは、クララを助けるべく、クララの演奏旅行中の留守を引き受け、約2年、シューマン宅で家事や子どもの世話をします。クララを愛しますが、シューマン死後(1856年)も、一緒にはならず、距離をとります。他に何人かの女性といい感じになりますが、結婚への不安があるのか、関係が盛り上がると、自分から身を引き、逃げちゃいます。そして、一つ恋が終わると、また、クララの元へ戻るという・・・。(えぇぇぇぇ〜😂。結局どういう関係だったんでしょうね。)アガーテ・フォン・ジーボルトに恋した時は、結婚指輪まで贈っているのにも関わらず、婚約を公表する前に、「あなたのことは愛している。だけど、私は束縛されたくないのです」と手紙で伝え、婚約解消。(アガーテが可哀想すぎる・・・😭)19世紀ロマン派音楽は、ワーグナー派(標題音楽)とブラームス派(絶対音楽)として二分していました。ブラームスの音楽は、ロマン派の中の新古典主義で、しっかりした形式に基づき、伝統は残しつつ、ロマンティックで情感深いのが魅力的です♪彼の交響曲第1番は、「ベートーヴェンの交響曲第10番」と評され、「ベートーヴェンの後継者」と言われました。1896年にクララの死から、わずか10か月後にブラームスも病気で亡くなります。

有名な作品

ピアノ協奏曲第1番ニ短調
ドイツ・レクイエム
ハンガリー舞曲
ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第1番
交響曲第2番
ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
交響曲第3番
交響曲第4番

など

参考にした本

ヤマハミュージックエンターテインメント出版
1冊でわかるポケット教養シリーズ

クラッシックの作曲家たち 萩谷由喜子
裏側から見るクラシックの作曲家 上原章江

この本たちをもとに、自分なりにまとめました。久しぶりに読み返していたら、今回紹介した作曲家に関連する人物や、ほかの作曲家も気になってしまい、気付けば今回とは関係のないページまで読んでいました😂作曲家のドロドロな恋愛エピソードが知れたり、面白いです。ご興味ある方は、ぜひ、読んでみてください♪