こんにちは!
ご覧いただき、ありがとうございます。
ピアノ調律師の吉田玲奈と申します。
「今は誰も弾いていないけど、調律って必要なの?」そんな質問をいただくことがあります。
子どもの頃に弾いていたピアノや、お子様が小さい頃まで使っていたピアノが、今は置物になっている…というご家庭も多いですよね。
では、弾いていないピアノは調律しなくても大丈夫なのでしょうか?
弾いてなくても、調律は必要です!
ピアノの弦には、約20トンもの力がかかっています。
そのため、弾いていなくても、少しずつ弦は緩み、音程は徐々に狂っていきます。
長期間調律をしないと、音程が大きく下がってしまい、本来の状態へ戻す際に、ピアノへ大きな負担がかかります。
また、一度の調律では、音は安定せず、何度か調律・調整が必要になる場合もあります。
放置するとどうなる?
調律をしないことで困るのは、音の狂いだけではありません。
内部の状態も日々変化します。
長期間放置すると、内部にたまったホコリが湿気を含み、
⭐️金属部品が錆びる
⭐️木部にカビ取りが生える
⭐️フェルト類が虫に食べられる
⭐️ネズミに部品をかじられる
など
さまざまなトラブルが起こることがあります。
その結果、弾き心地が悪くなったり、修理費用が高額になったり、場合によっては、買い替えが必要になることもあります。
今は弾いてなくても、また弾く日が来るかも!?
「自分が弾いていたピアノを、今度は子どもが弾くようになった!」これは実は、とても多いケースです。
また、子育てが落ち着いたり、時間に余裕ができたりすると、「また弾いてみようかな。」と思う方もいらっしゃいます。
そんな時、すぐ気持ちよく弾ける状態で待っていてくれるピアノだと嬉しいですよね♪
どのくらいの頻度で調律をすればよい?
これまで、定期的に調律をしていて、音程が安定しているピアノであれば、2年~3年に1回程度を目安にしていただいても大丈夫です。
内部の状態を確認するためにも、また将来弾きたくなった時のピアノへの負担や修理費用を抑えるためにも、点検を兼ねて、定期調律はおすすめします。
それぞれのピアノの環境・状況のパターン別で、調律の頻度について、こちらの記事で詳しくまとめています。
気になる方は、ぜひご覧ください♪
▶ピアノ調律の頻度 ☜click!
たまにはピアノを鳴らしてあげてください♪
「人が住まなくなった家は傷みやすい」とよく言われますが、ピアノも少し似ているように感じます。
もちろん、たくさん弾けば部品は消耗します。
しかし、全く弾かない状態が続くと、鍵盤の動きが悪くなったり、虫やネズミが住みつきやすい環境になったりすることがあります。
演奏しなくても構いません。
たまに鍵盤を「ジャーン!」と鳴らしてあげるだけでも、ピアノにとっては良い刺激になります。
長く大切に使うためにも、ときどきピアノを鳴らしてあげてくださいね♪
